ぎっくり腰(腰部捻挫)の症状改善の施術の流れ
ぎっくり腰でよくあるご相談
- 「何気ない姿勢で腰がぎくっとなって痛い」
- 「また、ぎっくり腰が再発しそうな予感」
- 「腰が伸ばせないほど痛くて、身動きが取れない」
- 「繰り返すぎっくり腰。再発しない身体を作りたい。」
ぎっくり腰(腰部捻挫)について
いわゆる「ぎっくり腰」は、急激に発症する動けなくなるような腰痛を指す言葉で、病名や診断名ではありません。医学的には「急性腰痛」といい、腰の捻挫です。
ぎっくり腰をおこしやすい状況は、何か物を持ち上げようと「前かがみの姿勢」をしたとき、「前かがみでモノを持ち腰をねじる」などの動作をしたときなどですが、実際の患者様では、顔を洗う時や靴を履く時など何気ない動作でぎっくり腰を起こすことが多く、「くしゃみをした瞬間腰にビキッ!と激痛が走った。」や「朝起きた時に何もしないのに激痛が走った。」との訴えも多い事例です。
突然発症して腰に激しい痛みを起こすぎっくり腰は4〜6週間で治ることがほとんどですが、場合によっては、治癒までに3か月も時間を要する場合もあります。
ぎっくり腰の原因の多くは、筋肉の硬化です。
筋肉が硬化し柔軟性が低下することで、何気ないちょっとした動作で、ぎっくり腰を起こしてしまうのです。
その他には骨・関節のズレ、神経や椎間板のトラブルなど、様々な原因でぎっくり腰になってしまうのですがぎっくり腰の最大の特徴は一度ぎっくり腰が治っても、また、繰り返し発症することです。
大船ゆ〜かり整骨院では、ぎっくり腰の痛みや症状を治すのは当たり前として、ぎっくり腰を再発させない「痛みを繰り返さない身体づくり」を提案しています。
【目次】
1.腰部捻挫の原因は?
〜インナーマッスルの筋力低下がまねく「ぎっくり腰」〜
日本人の約8割は腰に痛みを抱えていると言われています。
その多くの方は良い姿勢を保つための筋力(インナーマッスル)の機能が低下し、骨格(背骨と骨盤)が歪んだ状態で日々の生活や運動など、身体を動かしていることが、腰の痛みの大きな要因となっています。
良い姿勢で座れていると、背骨は理想的なS字弯曲をし、筋肉にかかる負担は背骨全部に分散されます。
しかし、背中が丸くなってしまうような姿勢が悪い座り方、背中を丸めた猫背の歩行姿勢などでは、、背中の丸くなっている部分と腰に負荷がかかります。
とくに腰部に掛かる負担は大きく、腰まわりの筋肉は柔軟性が低下し硬化します。柔軟性が無くなり硬くなった筋肉では骨・関節を支えきれず、腰椎のねじれや変形が進みます。
このような理由から「良い姿勢・美しい姿勢」が大事であり、日常的(慢性的)に悪い姿勢で生活していることで、「重いものを持った」「くしゃみをした」など日常生活でのちょっとした動作で筋肉が切れてしまい、ある日突然「ぎっくり腰」が発生するのです。
2.腰部捻挫(ぎっくり腰)の施術の流れ
〜腰の痛みの改善から再発予防のための身体づくりまで〜
問診カウンセリングでは、捻挫をして炎症している部位を特定するために、患者様にどの部位が、どのような動きで痛みが出るのかをヒアリングすることからはじめます。
そこから、視診と触診を行い、痛みのある部分、その周りの筋肉の柔軟性や骨格の歪みをチェックします。
患部の痛みによって、行わないこともありますが、身体の動きに制限がかかっていないかや姿勢のチェック、患部の動きと痛みの確認を行います。
ぎっくり腰は、骨盤の歪みや背骨のねじれなど骨格に問題があるケースが多く見受けられます。骨格の歪みから起きる筋肉への負担が急激な痛みとなるので、まずは、消炎・鎮痛の為に患部(原因のある筋肉)に電気刺激療法(ハイボルテージ治療)を行います。筋肉や靭帯など、指では触れない身体の奥深くまで届く電機治療を行うことで、痛みを早期に取り除きます。また、筋肉の損傷を40%早く修復する電気治療や、細胞を活性化させて回復力を高める機械など症状に応じてプログラムを組んでいきます。
次いで、骨格バランスを整える為に背骨と骨盤の整復を行い、必要に応じ負荷のかかった腰周辺の筋肉に対して筋肉調整・マッサージを施します。
大船ゆ〜かり整骨院では、骨折や脱臼などの外傷施術「整復」を背骨と骨盤に施し、歪みを取り除いていきます。
多くの患者様の痛みの主な原因は筋肉の炎症で、それは骨盤の歪みから来ています。骨盤が歪むことによって一部分の筋肉に強いストレスがかかり、硬くなった筋肉が炎症を起こすため、骨盤の歪みを整えないと炎症を再発してしまう状態なので、骨格を支える関節の問題に対しては整復を行い、早期回復のするための身体に整えていきます。
痛みの発生(治療初期)から、痛みが取れた後のぎっくり腰を繰り返さないために身体作り(メンテナンス期)について説明していきます。
※治療初期からメンテナンス期までの流れは、多い事例でご紹介しています。全ての方が当てはまるわけではございません。また、患部の状態によっては専門医(医師)をご紹介することもございますので、ご了承ください。
2-1.《初期》腰部捻挫(ぎっくり腰)の施術
〜我慢できないほどつらい腰の痛みの緩和〜
激しい腰の痛みで身動きが取れない、炎症期。
内臓の病気に起因するもの以外の「腰痛」の多くは、背骨を支えている筋肉のダメージから痛みが発生しています。
筋肉がダメージを受ける原因として大きく2つに分けます。
[1]背骨と骨盤の歪みが原因の腰痛と
[2]筋肉が切れたことが原因で起こる腰痛
腰部捻挫(ぎっくり腰)は、腰の筋肉や靭帯へ、過度な負荷(ストレス)を与え続けた結果、筋肉が過緊張を起こした状態で荷物を持つ、くしゃみをする、など急に筋肉を収縮させた結果、筋肉や靭帯などが損傷(切れてダメージを負った)した状態です。
筋肉の損傷度合い、(ダメージの量)によって重症度を1〜3度に分け、治療計画をたてます。
治療初期(初診時〜2週間)は「腰の痛みの改善」を目的に[1]、[2]どちらの腰痛症状でも、どんな重症度でも、まずは筋肉の炎症を軽減させるために、電気刺激療法(ハイボルテージ治療)で器を使って、炎症した筋肉の消炎鎮痛を施します。
電気刺激療法(ハイボルテージ治療)は、直接患部の炎症を抑えて、痛みの軽減をする治療です。
筋肉の奥深くまで(深層組織)まで高圧の電気を身体に痛みなく電気刺激を与え、短時間で痛みを和らげることが期待できます。
電気刺激療法(ハイボルテージ治療)で筋肉の炎症をとりつつ、骨格配列を整える整復と柔整マッサージで早期回復を目指します。
ぎっくり腰の治療初期は、骨格配列を整え筋肉へかかるストレスを減らし痛みを抑えることが目的で、整復によって「腸腰筋」にアプローチし骨盤を整え、「脊柱起立筋」にアプローチし背骨のS字カーブを深くし、腰部の筋肉への負担を減らします。
腰のつらい痛みを1日でも早く軽減させるために、治療初期は、集中的に施術する必要がありますので、間隔を詰めて通っていただきます。
2-2.《中期》腰部捻挫(ぎっくり腰)の施術
〜骨格と筋肉へのアプローチで症状改善〜
炎症による痛みを抑えることができたら、治療は次のステップに移ります。
治療中期では「症状の改善」を目的に、身体の構造(骨格)と機能(関節の動き・筋肉の柔軟性)を正常に導くことを目的にした整復と柔整マッサージ、トリガーポイント療法を行います。
治療中期の整復は「腸腰筋」「脊柱起立筋」「腰方形筋」にアプローチし、姿勢を安定させ、前屈や後屈など身体を動かせるようにすることが目的です。
柔整マッサージは、筋肉の緊張をほぐして血流を促し、痛みを和らげます。わずかな時間で効果が現れ、施術終了後もしばらく鎮痛効果が続くのが特徴です。
患部の凝り固まった筋肉は、十分な血液循環が得られないため、筋組織に酸素や栄養が行き届かなくなり、そこから痛みを生み出す発痛物質(ブラジキニンやプロスタグランジンなど)が放出されます。
痛みが生じると、また筋肉が緊張して血行が悪くなり、さらに発痛物質が産出され、痛みが増強されるという負のスパイラルに陥ります。
こうした事態を避けるのに有効なのが、血流を促して痛みの悪循環を断ち切る柔整マッサージです。
柔整マッサージによる刺激は、筋肉の緊張を和らげます。局所の血行を促進し、痛みの原因となる物質が老廃物として排出されやすくなるため、痛みが軽減されます。
トリガーポイント療法は、炎症している筋肉でなく、腰の痛みが出ている周りの筋肉や痛みをかばって動いていることでストレスがかかり凝り固まった筋肉に対してピンポイントで深部まで指圧刺激する手技療法です。
腰周りの筋肉の筋肉の柔軟性を高め血液循環を良くすることで、身体の中から早く治そうとする力、自然治癒力が発揮されます。治療中期(2〜4週間)は、まだ集中的に施術する必要がありますので、間隔を詰めて通っていただきます。
2-3.《後期》腰部捻挫(ぎっくり腰)の施術
〜経過観察と日常生活動作(ADL)に合わせたトレーニングの注意事項〜
初診から、約4〜6週間で治療後期になります。この頃になると多少の違和感は残るものの痛みや症状は消え、動けるようになります。
治療後期は、続けたいスポーツやお仕事など患者様お一人おひとりの日常生活動作(ADL)の強度に合わせて、必要な治療期間と回数が変わります。
日常生活動作(ADL)に支障が出ないよう筋肉調整(トリガーポイント療法、柔整マッサージ)と整復、ハイボル治療を組み合わせた施術を行っていきます。
また治療後期では、再び腰部を痛めないために日常生活の中で気をつけて頂きたい事や筋力トレーニングなども合わせて指導していきます。
おおよそ、約8週間〜12週間、2〜3ヶ月で治癒となります。
2-4.《メンテナンス期》腰部捻挫(ぎっくり腰)の施術
〜腰部捻挫(ぎっくり腰)治癒後のトレーニングと注意事項〜
腰部捻挫(ぎっくり腰)の治癒後のメンテナンス期で一番必要なことは、身体を支えるための筋肉(インナーマッスル)を使えるようにすることです。
そのためにプロ選手やアスリートが使用する「EMS 電気刺激装置」を使用します。 EMSの最大の特徴は、本来であれば激しい運動をしないと動かない速筋群が、電気刺激のピクピクで動くことです。だから寝ているだけで十二分に筋のタンパク合成が起こせ、インナーマッスルをトレーニングがさせることができます。
EMSを使用せず、ご自身で筋トレをする方の場合は、1ヶ月に2回のペースでダメージケアコースまたは腰痛集中ケアコースで、ぎっくり腰治癒後のメンテナンスをおすすめしています。
メンテナンス期の施術は断続的に継続して行うことが重要です。身体のケアを習慣づけできるよう、意識して取り組んでいきましょう。
3.腰部捻挫(ぎっくり腰)の予防について
〜ぎっくり腰にならない身体のために〜
ぎっくり腰にならないためには、予防のためには、腰を支えるための筋力アップ運動と、筋肉や靭帯を柔軟にするストレッチ運動が適しています。その上で、
◎良い姿勢でいること
◎筋肉の柔軟性を維持すること
が基本です。
生活習慣の改善や習慣的なストレッチで予防できるようにしましょう。
具体的には、下記のことに気をつけましょう。
[1] 睡眠不足やストレスに注意!
疲労の蓄積やストレスによって神経が興奮したままの状態になり、筋肉が凝りやすくなります。
[2]運動不足や柔軟性の低下に注意!
汗をかかないことで代謝が落ち、高血圧や便秘など、身体の血液循環が悪い状況になり、組織の水分不足で筋肉の柔軟性が低下したり、靭帯などの結合組織が硬化しやすくなります。
[3]バランスの良い食事を心がけましょう。
必要な栄養が不足することで、筋肉は弱くなります。また貧血傾向の人は頭痛や冷え性など身体を温める力が弱くなります。
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