打撲(内出血)の症状改善の流れ

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打撲(内出血)の症状改善のながれ

打撲(内出血)ででよくあるご相談

  • 「打撲したんだけど、冷やしておけばOK?」
  • 「早く打撲をなおして、チームに復帰したい」
  • 「以前、打撲したところが、痛くなってきた」
打撲は冷やしておけばOK?打撲を早くなおしたい。以前、打撲したところが痛くなってきたなど打撲(内出血)のご相談

打撲(内出血)を改善するための大船ゆ〜かり整骨院の施術

打撲(内出血について

皮膚の表面には傷口がなく、皮下組織(筋繊維や血管)が損傷した状態が打撲です。
早めに受診された場合、軽い打撲で通常、痛みと腫れが1週間~2週間くらいで治まります。強い打撲の場合でも4〜6週間、約1カ月で治る「急性外傷」です。
大きなダメージを皮下組織が受けていたりする場合もあるため、受傷後時間が経過してから治療を開始すると治るまでに3ヶ月を必要とする場合もあります。

打撲の場合、刺傷や切傷と違って外に出血しないので安易に考えてしまうかもしれませんが、「ただの打撲だからそのうち治る」と治療せず放置すると、血行の悪い状態が続き「痛みを起こす物質」が多く発生して血管を収縮させ、血行を悪化させ、さらに「痛みを起こす物質」が発生する、という「痛みの悪循環」を引き起こし「慢性の痛み」に変わってしまいます。

痛みが慢性化してしまうと、痛みを引き起こした原因である皮下出血(内出血)が無くなったにもかかわらず、痛みが続くことで痛みにばかり注意が向きがちになり、眠れなくなったり、不安から心因性疼痛につながり、ますます痛みにとらわれて症状が重くなるというケースもあります。

痛みが長く続けば続くほど、その痛み自体が心理的ストレスとなって心理的コンディションが悪化し「うつ的状態」になると、神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリン)の低下によって、正常な疼痛抑制機構が低下し、痛みを感じやすい状態になってしまうので注意しましょう。

【目次】

1.打撲(内出血)の原因は?

〜年代問わずおこりうる打撲〜

打撲は、どのような年齢層でも発症する可能性がある発生頻度の高い外傷です。

高齢者の場合、筋力の低下により足腰が弱くなるため、ベッドや階段から転落したり、敷居につまずいたり、何もないところでも転倒してしまうなど、姿勢バランスが原因で打撲などケガをする場合が多く見られます。

また、老若男女問わず、椅子や机に角など、どこか固い場所に身体の一部をぶつけたり、つまずいたなど生活環境が原因でケガをすることも多いので、生活動線上にはなるべく障害物を置かないなど、生活環境の工夫をすることも怪我の予防に大切です。

その他、スポーツでの、大腿部(太腿)、下腿部(ふくらはぎ)の打撲はバスケやサッカーなどのコンタクトスポーツの接触プレーで受傷することが多く、運動部の学生さんや社会人チームで運動している方も多く見られます。
試合中に限らず練習中でも打撲のリスクがあるため、注意を払いながら練習を行うよう指導しています。

2.打撲(内出血)の施術の流れ

〜血流を改善する治療で、痛みを長引かせない〜

打撲(内出血)の治療は、湿布をしてそっと待つだけでは、早期回復させることはできません。治るまでに時間がかかります。
大船ゆ〜かり整骨院では、打撲の早期回復のために電気治療と柔整マッサージ、包帯固定を施します。

「痛み」は、交感神経の緊張と運動神経を興奮させ、血管の収縮や筋肉の緊張を引き起こしますので、まずは電気治療で、交感神経の緊張をとり、痛みが緩和された状態で、患部の筋肉へ柔整マッサージを施し血液循環を促し、組織が修復されやすい状態にしてから包帯固定をします。

※以下の施術の流れは一例です。治療初期からメンテナンス期までの流れは、多い事例でご紹介しています。全ての方が当てはまるわけではございません。また、患部の状態によっては専門医(医師)をご紹介させていただくこともございますので、ご了承ください。

2-1.《初期》打撲(内出血)の施術

〜打撲の痛みを残さないために大事な初期治療〜

ES-5000による打撲(内出血)の施術
ES-5000による施術

打撲した箇所はは受傷直後よりも、時間がしばらく経ってから痛みが激しくなりますが、打撲(内出血)初期は、痛みを感じないことが多いのが特徴です。
なぜならば、ぶつけた衝撃によって筋肉組織が壊れ出血を起こし、その血液が筋肉の中で鬱滞し、腫れ上がるからです。

「腫れ上がる=血液が筋肉の中で鬱滞している」という情報は電気信号に変換され、神経を伝って脳に届きます。 脳がその情報を認識して初めて、「痛い」と感じるのです。

大船ゆ〜かり整骨院では打撲の治療初期は、炎症の痛みを軽減させるために高電位圧治療(ハイボルテージ・電気鍼)で、筋肉を緩めます。電気治療は、神経にも作用するため痛みの鎮静や神経の興奮を鎮める効果が期待できます。

次に、患部に柔整マッサージを施し、壊れた筋肉組織の中にある鬱滞している血液を散らして行くよう求心性に柔整マッサージを行い、腫れによる痛みを軽減させていきます。

この時に施す柔整マッサージは求心性(患部から心臓に向けて)に行うのがポイントで、凝り固まった筋肉(肩こりや腰痛症状)へ施す柔整マッサージとは異なります。
柔整マッサージは、国家資格を持つ筋肉と骨格のプロ「柔道整復師」が行うもので、リラクゼーション目的のマッサージではありません。

治療初期(初診時から約1週間)は、治療をペースをつめて間隔を開けずに受けていただくことが、痛みを早期回復させるために重要です。

部位と症状によって、対処法も変わりますが、打撲を起こした時に現場で、「RICE処置」を行ったかどうかがとても重要ですが、多くの場合、受傷直後にRest(安静に)体は無理に動かさず安静にすることは出来ていますが、Ice(冷やす)患部を冷やす。Compression(圧迫)患部を抑える、固定する、が難しく、Elevation(上げる)患部を心臓より高くあげるという処置を受傷直後にすることは、なかなかむずかしいのではなかと思います。

当院に受診される患者様の多くは、受傷後1〜2日経過し、「RICE処置」を行っていない場合が多いので、治療初期は「痛めた組織の炎症を最小限に抑えること」を治療の目的に、柔整マッサージで鬱滞している血液を流し、患部を治りやすい状態に整えてから包帯固定を施します。

一番の対処方法として実践されているRICE処置、とくにRest(安静に)は受傷直後の対処方法であって、治療(早期回復)に必要なのは柔整マッサージと包帯固定です。

なぜならば、打撲を放置していると損傷した部分の組織、筋肉が硬くなることで回復が遅れるばかりか、柔軟性を失った筋肉部分が後々肉離れを起こしたり、関節の可動域を狭くする原因になるからです。

2-2.《中期》打撲(内出血)の施術

〜ベストコンディション維持の経過観察と運動指導〜

打撲によって損傷した筋肉からの出血(腫れ)と痛み(炎症)がおさまってから筋肉の治療が始まります。

受傷直後からの治療初期では、痛みを抑えることを優先し電気治療をメインに患部を中心とした筋肉の血液循環を推進するのですが、筋肉組織は修復過程で収縮してしまうので、治療中期では、元の筋肉組織の柔軟性を取り戻すことを目的にの筋肉調整や柔整マッサージを施します。

治療中期では、動かせるように、関節の可動域が広がるように「筋肉調整(柔整マッサージ・トリガーポイント療法)」を行います。

治療効果の判定としては、「順調に良くなっている=どんどん可動域が回復している」です。
 私の経験上、大腿部を打撲して、うつぶせの膝ストレッチで45度程度(重症)しか曲げられない選手でも、治療中期、初診時から3週間目までには 120度を超えてきます。

アスリートや運動部の学生患者様には、あえて多少の無理もしますので、痛くて辛いかもしれませんが、強めの力で柔整マッサージを施します。(早くフィールドに戻りたい要望のある選手です。一般の患者様には、優しく施します。)
そして可動域の改善具合を常にモニタリングし、経過不良と判断したら、治療回数(通院頻度)を上げるよう指導させていただきます。

2-3.《後期》打撲(内出血)の施術

〜ベストコンディション維持の経過観察と運動指導〜

治療後期は、患者様が望む日常生活(ADL)を営めるよう、筋肉の柔軟性と関節の可動域の改善が課題です。

1日でも早くベストコンディションで復帰いただくために、治療後期は、患者様お一人おひとりの日常生活の動き(ADL)に合わせた関節の動かし方・ストレッチ指導などを行い、日常生活動作の注意点や指導をしています。

 

治療後期は週に1〜2回の通院頻度で1〜2週間です。
「動ける=筋肉の柔軟性と関節の可動域(ROM)」を取り戻したら、自分が望む日常生活動作をする中で、必要な筋持久力とスピードを回復させることが課題になります。

 

治療後期は、回復間もない患部を温めて動かすため、患部が一時的に炎症状態を起こすことがしばしばあります。
現場復帰への調整期間として、動いた後の痛みや不具合を日々、改善させることが必要です。これを怠ると、再び痛みや腫れが出てくることがありますので、十分注意してください。

 

打撲を起こしてから治癒するまでは、約2〜6週間かかります。

 

大船ゆ〜かり整骨院では、患者様お一人おひとりの生活に合わせた施術と通院指導を行っています。
また、再び打撲による別の部位への負担が減るように身体の使い方の指導や運動の指導も行っています。

3.打撲(内出血)の応急処置

〜これだけは知っておきたいファーストエイド〜

打撲した患部を圧迫するとで、内出血を抑え、組織に血腫(血のかたまり)ができることを防ぐ応急処置
《打撲における施術:圧迫》患部を弾力包帯、ラップなどで圧迫することで、内出血を抑え、組織に血腫(血のかたまり)ができることを防ぎます。
 

◎打撲の対処法とセルフケアの方法

スポーツにはケガがつきものです。十分な予防を行なうことは大前提ですが、ケガをすること自体はスポーツではある程度やむを得ないと考えます。

そこで重要なのは、ケガをした時の対処方法です。ケガに正しく対処できるか否かは、その後のスポーツ人生を左右しかねない重要なポイントになります。

打撲も部位によってとても危険なこともあります。
部位と症状によって、対処法も変わりますので、もし、お子さんやご家族の方、チームメイトケガをしてしまったら是非とも行ってみてください。

ケガ(打撲、捻挫、肉離れ)が起きたらすぐにPRICESを実施する必要があります。
PRICESとは、応急処置に必要な事項を英語表記し、その頭文字を取ったものです。これは別名、ファーストエイドと呼ばれ、それぞれの内容の通りです。

P:Protection 保護
ケガした部位を保護し、それ以上、不必要なダメージを与えないようにする。フィールドでは、まず選手を安全な場所に移動させることから。

R:Rest 安静
患部を動かさない。安静にしておくことで、腫れや炎症を抑え、出血を最小限に食い止める。

I:Ice 冷却
患部を冷すことで、毛細血管を収縮させて血液の流れを抑制し、痛みを和らげる。

C:Compression 圧迫
患部を弾力包帯、ラップなどで圧迫することで、内出血を抑え、組織に血腫(血のかたまり)ができることを防ぐ。

E:Elevation 高挙
患部を心臓より高い位置に持ち上げ内出血を軽減させる。

S:Support 補助
三角巾で腕を吊る、松葉杖をつくなど、患部に負担をかけない。

この中で、早期回復で重要なのは「I:Ice 冷却」です。
その「I:Ice 冷」における大きなポイントは次の2つです。

1.ビニール袋を2重にする
氷のう袋があれば良いですが、そんなに用意の良い人ばかりではないので、一般的なレジ袋や、透明のビニール袋に氷を入れて使用しましょう。 その時、凍傷を防ぐためにビニール袋を二枚に重ねます。何度もアイシング経験ある方はビニール袋一枚でもOKです。 ケガのアイシングの時間は「20分冷やしたら5分休憩」を寝るまで行えれば理想的です。

2.氷と一緒にほんの少しだけ水をいれる
氷が熱を奪う瞬間は「溶ける時」なので、氷が溶けるのを待つのではなく、早く熱を奪うように最初からほんの少しだけ水を入れると良いです。

*補足
急激に冷やしたい時には、氷と塩で!
氷に塩を混ぜると融ける速さが増して急激に熱を奪います。さらに、氷が融けてできた水に塩が溶けていき、この時にもまわりから熱を奪います。 この2つが一緒になって、まわりの温度が0 ℃以下にまで下がります。   

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